一体どんな評価をされているのでしょうか。
転職活動を始めて、そんなことを日々考える毎日です。
高校を出て、仕方なく公務員という職業生活を始めることになり、この職業経験しかない私に、これから先のキャリアで使える有用な経験って、果たして積まれているのでしょうか?
34年前に入庁した時、私は公務員になりたくてなった人ではありませんでした。
公務員を目指すことなど考えてもいなかった。
家庭の事情で大学受験が出来なくなり、その影響もあって学力は低下の一方。高2の秋には既に就職する選択肢しかなくなっていて、小学校の教員になりたかった私は、その道が閉ざされたことで、間違いなくやさぐれておりました。
ただ、周囲の協力もあって、従兄弟に勧められた公務員受験をすることになりますが、今の所属は第3希望。役場で働くとは…。
当然に、この組織で働く意味など考えたことなく、ただただ大学行くお金を稼ぐために所属する場でしかありませんでした。
そんな不純な動機でスタートした公務員生活も33年が経過してしまいましたが、この33年間の公務員生活で私には何が残ったのでしょうか。
一つ言えることがあるとしたら、公務員の色にだけ染まることのないよう(染まりたくなかった)、知識やスキルを深めるために色々な場所へ出掛け、知らない人と学んだりすることを意図的にやってきたことかな。
常に私は「公務員のような働き方はしたくない」と思っていたんですね。
親方日の丸、安泰、権利ばかり主張する…
嫌な世界ですね😅
そんな中でも、私の公務員人生の中で、自分らしく型にハマらず働けた時期もありました。
中小企業支援時代の9年間。
児童相談所時代の3年間。
これだけです。
あとはただの籠の中の鳥。言われたことをやるだけです。言われたことをだけやるのも案外しんどいですけどね😅
いま人生の棚卸しをしているところですけど、少なくとも公務員生活の中から「これだ!」っと自慢して言えることがまだない。というか、まだ整理が出来ていない。
マイナスイメージは持ちたくは無いけれども、強み、課題で自分を捉えると1:9とか2:8の割合で課題が多いだろうと思っています。
その1や2の強みをどう活かせるか。
その強みが人材市場においてどう評価してもらえるのか。
特にその強みも、秀でた実績がある訳でもなく訴えることは出来ない。基礎的なことを誠実に地道にやってきたことが、即戦力、専門性等を元にスピード感を持って人材探している市場において、どう評価されるのかは、正直、アプローチしてみないと分からない。
早い時期に、転職市場に出てみて、自分の市場価値を確かめたい今日この頃です。
고맙습니다🍀
【そう言えば…】
最近、電車の中で読んでいる「WORKSHIFT」の中にこんな下りがありましたのでメモしておきます。
(P338の後半のところより)
「働き方未来コンソーシアム」の参加者の一人“トム“のジレンマ
キャリアの追及をゆったりしたペースに落としてまで完璧なワークライフバランスを実践し,生活の質を高めることは,現実問題として可能なのでしょうか? メディアは「史上最年少の億万長者」を持てはやし,私たちはいつも激しい競争に駆り立てられています。この状況を変えるのは簡単ではありません。現場管理職より上に昇進することなく,ストックオプションえ巨万の富を築くこともなく。よき父親として,あるいは自分の成長を重んじる人物として職業人生を終えた人物がメディアで賞賛を浴びることなど,あるのでしょうか?
この本でも言われていることですが,私もとってもこのことに共感してしまいます。良き人生を終えたからといって賞賛を浴びる必要まではありませんけど、なんかとても共感してしまう意見。
「非営利団体セーブ・ザ・チルドレン」で管理職を務める女性の選択
(ほんの少しだけ)自分の都合のいいように解釈している面もあるのでしょうが,有意義な経験をすることを重んじて生きるという発想は,非営利団体で働くことを選んだ人には共感してもらえると思います。私たちは非営利団体に移るとき,営利企業で同等の役職を務める場合より給料が下がることを覚悟していました。経験の「質」を手にするために,消費の「量」を手放す決断をしたのです。この点は,私たちが受け取る報酬のあり方にも関係してきます。業績をあげた人物に高級で報いることが出来ない組織は,代わりにどのような「報酬」を提供
できるのでしょうか? 私の場合,リーダーシップを振るい,責任を与えられ,意思決定をくだす経験がとても大きな報酬となっています。そのおかげで,仕事を通じて幸せを感じられています。このような機会が得られるとわかっていれば,物質的な要素はもっと早く捨てていたのに。
選択と結果の代償を受け入れること。
何を選択し、それと引き換えに何をあきらめるのか。ちょうど先日キャリアコンサルタントの先輩との言語化するセッションでも、この話をしたところでした。
「バランスの取れた働き方」を選ぶ勇気。
バランスを求めているものの、公務員というある意味「甘やかされた」世界で過ごしてきた私に、果たしてこの働き方と選ぶ勇気があるだろうか…。
또 고맙습니다🍀
【おまけ】
昨日、帰宅途中に駅のたい焼き屋で陳列に残っていた中の2匹を買って帰りました。
妻が白、私は黒ね。
あっ。別に何か悪いことをした結果ではありませんよ😅